※画像はAmazon.co.jpより引用
数々の名作漫画を残してくださった藤子不二雄Aさん。
子供の頃に藤子不二雄Aさんのアニメを楽しみにテレビに向かい合ってた方も多いと思います。
そんな藤子不二雄Aさんにリスペクトをこめて数々の作品をわかりやすくまとめたいと思います。
藤子不二雄Aさんとは
藤子不二雄A(ふじこふじお・エー)さんは富山県出身の漫画家です。
本名は安孫子素雄(あびこもとお)さんということで、藤子不二雄はペンネームです。
住職の息子として生まれながらも、小学校のころから漫画家を目指し、高校生の時に同級生だった藤本弘さん(のちの藤子不二雄F)さんと「藤子不二雄」としてデビューを果たします。
その後は一度は就職しながらも漫画家の夢を諦めきれず、藤子不二雄Fさんと漫画家になるために上京します。
「藤子不二雄」として順調にヒット作を出しながら、1987年にコンビを解消し、その後は「藤子不二雄A」として活動されています。
藤子不二雄Aさんの作風は「オバケのQ太郎」、「忍者ハットリくん」という子供向けからはじまり、大人向けのブラックユーモア作品「笑ゥせぇるすまん」まで振り幅が広いところにあります。
特に「笑ゥせぇるすまん」のインパクトは大きく、作品に衝撃をうけた方も多かったと思います。
藤子不二雄Aとは
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コンビ「藤子不二雄」としての作品「オバケのQ太郎」
藤子不二雄Fさんとのコンビ「藤子不二雄」時代の共作作品「オバケのQ太郎」をご紹介します。
オバケのQ太郎は1作目は1964年から1966年に渡って週刊少年サンデーにて連載されていました。
その後に「新おばけのQ太郎」として1971-1973年まで二回目の連載が行われていました。
1960年代、1970年代、1980年代と3回のアニメ化が行われていて、多くの世代に渡って愛されている作品です。
物語は1匹のオバケ「Q太郎」と人間の大原正太を中心とした日常と非日常が交差するほのぼのとした作品です。
Q太郎と正太の友情、家族や友達とのやりとりが温かい物語です。
人間の日常を「オバケ」という存在から切り取るセンスに藤子不二雄ならではの独特のセンスを感じます。
オバケのQ太郎
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昔は白黒だったんですね。
オープニングはなぜか知ってます。なぜだろう。。
2回目の「新オバケのQ太郎」のオープニングとエンディングです。
こちらは3回目のオープニング。
オープニング曲を聞くと子供のころを思い出してしまう人も多いと思います。
オバケの世界にもいろいろあって。
そんなユニークな世界をユーモラスに描かれています。
藤子不二雄Aとしての作品
こちらではコンビを解消した後の藤子不二雄Aさんの作品をご紹介します。
怪物くん
怪物くんは1960年代後半に連載されていた作品。
テレビアニメはモノクロ版とカラー版があり、嵐の大野智さん主演でのテレビドラマ化もされています。
テレビドラマが2010年代だったので記憶に新しい方も多いかもしれません。
怪物くんは「怪物ランド」から人間界にやってきた怪物王家の皇太子です。
王位継承のための修行として人間界を訪れ、人間のヒロシとの交流などを描く物語です。
怪物くんは個性的なお供の「ドラキュラ」、「オオカミ男」、「フランケン」を引き連れています。
怪物くんとヒロシの別れのシーンでは泣きそうになった方も多いかもしれません。
怪物と人間の種を超えた友情の物語です。
怪物くん
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モノクロ版のOP/EDです。
怪物くんの歌も印象に残るようなインパクトのある歌です。
覚えている方も多いのでは?
怪物くんの公式YouTubeチャンネルも公開されています。
定期的に作品が更新されています。
しかもデジタルリマスター版です。
怪物くんがドラマ化されると知った時は驚きました。
摩訶不思議な世界がしっかりと実写化されていて2度びっくりしました。
忍者ハットリくん
忍者の里「伊賀」から忍者修行のためにやってきた「ハットリくん」がさまざまな騒動起こすコメディ作品。
さまざまな忍術を披露するところが見どころで、この作品で「忍者」のイメージを持った方も多いかもしれません。
忍者が水の上を走れるということもハットリくんから教えてもらいました、、
ハットリくんの口癖「ござる」を子供の時に真似していた方も多いかもしれません。
それだけ「忍者」のイメージを現代に焼き付けた功績は多い作品だと感じます。
モノクロの実写版やアニメ版が存在します。
忍者ハットリくん
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まさかのモノクロ版実写の第1話がYouTubeに。
はじめて見る方の方が多いのではないでしょうか?
アニメ版ハットリくんのオープニング。
古き良き日本の歌謡曲とアニメの融合です。
大好きな楽曲です。
香取慎吾さん主演での映画化もされています。
忍者ハットリくん公式ページではデジタルリマスター版が公開中です。
https://www.youtube.com/channel/UCtaC8Z9kcMgeVdv3i0QchFQ
プロゴルファー猿
ゴルフに情熱をかける野生児「猿谷猿丸(さるたにさるまる)」を中心としたスポ根ドラマ。
さまざまなゴルファーとの戦いを通してプロテストに合格するまでを描く少年漫画初のゴルフ漫画です。
大人のスポーツとして親しまれる「ゴルフ」を子供の世界にもってきたセンスはさすがと言えます。
あの頃に「プロゴルファー猿」を見て、ゴルフにはじめて出会ったお父さんたちも多いのではないでしょうか?
スポーツ漫画の礎を作った名作の1つだと思います。
プロゴルファー猿
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オープニングです。
プロゴルファー猿の更新チャンネルではデジタルリマスター版が公開されています。
美しくなった映像でぜひ作品を改めてご堪能ください!
プロゴルファー猿にはさまざまな必殺技があるのが特徴です。
子供ごころに「こんなのできるの!?」と思われたみなさん、ぜひさまざまな技を思い出しながらご覧いただけたらと思います。
大人になってから分かる、プロゴルファー猿の凄すぎる技の数々!
https://middle-edge.jp/articles/I0000353
プロゴルファー猿の公式チャンネルではデジタルリマスター版が公開中です。
https://www.youtube.com/channel/UC6c1UvPOZJPdpO2a0yPnECg
笑ゥせぇるすまん
子供向け作品と違った藤子不二雄Aさんの新たな一面としての大人向けの作品です。
「オバケのQ太郎」、「ハットリくん」、「怪物くん」と同じ方が書いたとは思えないほどのシュールな作風がインパクト大です。
不気味な謎だらけのセールスマン喪黒福造(もぐろ ふくぞう)が毎回さまざまなお客さんに向けて怪しいセールスを行なっていきます。
「ココロの隙間、お埋めします」という言葉をきっかけにお客さんの心に入り込み、さまざまなアイテムやチャンスを与えながら人間の欲望について考えさせられるような物語を展開していきます。
子供向け作品を書いてきたからこそ描ける、「奥深い描写」や「人間の本音や真理」が強烈な印象を残す作品です。
物語によってはトラウマになった方も多いかもしれません。
だからこそ多くの人の心に刺さる作品であると言える気がします。
藤子不二雄Aさんの真骨頂の作品です。
笑ゥせぇるすまん
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オープニングは一度みたら忘れられないですよね。
個人的にこの話は衝撃でトラウマになりかけました。
伝説の回「社長幼稚園」。
この独特のブラックユーモアの世界観は藤子不二雄Aさんにしか描けないのではと思います。
「笑ゥせぇるすまん」も公式チャンネルにてデジタルリマスター版が展開されています。
ぜひあなたの「ココロの隙間」を埋めてみてください!
笑ゥせぇるすまん公式チャンネルではデジタルリマスター版が公開中です。
https://www.youtube.com/channel/UCozHSCJikNZC24-W-LpPVDA
藤子不二雄Aさんが僕らに残してくれたもの
藤子不二雄Aさんの作品を振り返ってみました。
子供のころに藤子不二雄Aさんの漫画やアニメに夢中になった方も多いと思います。
改めてその作品の影響力を強く感じます。
たくさんの夢を与えてくださった藤子不二雄Aさんとその作品を想いつつ、これからも名作の数々を大事にしていけたらと感じます。
本当にこんなに多くの名作を生み出してくださった「藤子不二雄Aさん」には感謝の言葉しかありません。