グラミー賞 2022 まとめ

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いまさら聞けない、そんなことについてこのシリーズではわかりやすくご紹介します。
今回は世界最高峰の音楽賞「グラミー賞」についてです。
「グラミー賞」自体はよく聞くけれども、実際はどんなものかわからないと思っている、そんなあなたにお送りします。

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グラミー賞とは

グラミー賞とは、アメリカの音楽制作のプロフェッショナルらによる組織「ザ・レコーディング・アカデミー」が主催する音楽賞のことです。
アメリカの音楽産業において優れた作品を作り上げたクリエイターを賞賛し、音楽業界全体の振興と支援を目的としています。
例年では毎年2月ごろに受賞式が行われていますが、コロナ禍では時期をずらして開催されています。

ザ・レコーディング・アカデミー 
ミュージャン、プロデューサー、レコーディング・エンジニア、その他音楽と音楽マーケットの質と文化的土壌の向上に寄与するレコーディング・プロフェッショナルらによるアメリカ合衆国の組織。
ザ・レコーディング・アカデミー

グラミー賞
Wiki

グラミー賞のアワードについて

グラミー賞にはさまざまな部門があります。
ジャンルごとに部門があり、民族音楽(ワールドミュージック)向けのものもあったりします。
もっとも重要なものは「主要4部門」と呼ばれています。
主要4部門は下記になります。

Album of the Year(最優秀アルバム賞) / アルバム演奏者および製作チームに授与されます。
Record of the Year(最優秀レコード賞) / シングル曲演奏者および製作チームに授与されます。
Song of the Year(最優秀楽曲賞) / シングル曲の作詞者、作曲者に授与されます。
Best New Artist(最優秀新人賞) / この1年で著しい活躍をみせた新人に授与されます。

ちなみに2022年のグラミー賞でBTSがノミネートされて話題になったのは、「ポップカテゴリー」の中の「Best Pop Duo/Group Performance(最優秀ポップ・デュオ/グループ・パフォーマンス賞)」でした。

BTS (방탄소년단) 'Butter' Official MV

BTSは惜しくも受賞を逃し、「Best Pop Duo/Group Performance」を受賞したのは「Doja Cat featuring SZA」でした。

Doja Cat – Kiss Me More (Official Video) ft. SZA

ちなみに「グラミーノミネート」というのはこの部門に選考されたアーティストや楽曲のことを指します。
グラミー賞という最高峰の音楽賞では、ノミネートされただけで大きな影響力を持ちます。

2022 Grammy Best Pop Duo/Group Performance ノミネートアーティストと作品
Doja Cat featuring SZA – “Kiss Me More”
Tony Bennett and Lady Gaga – “I Get a Kick Out of You”
Justin Bieber and Benny Blanco – “Lonely”
BTS – “Butter”
Coldplay – “Higher Power”

ノミネートされた時点からアーティストやファンの中ではドキドキが高まるのもグラミー賞ならではだと思います。
ご本人も知らないところでノミネートが決まることもあるそうです。

グラミー賞のカテゴリー一覧についてはこちら
Wiki

グラミー賞はどうやって決まるのか

グラミー賞の各部門の勝者を決めるのは、グラミー賞を開催する「ザ・レコーディング・アカデミー」の会員の投票です。
一般のファンによる投票で決まるわけではないということで世間の評価と実際の受賞が違うことは多々あります。
アカデミー会員の構成者による意図が影響することも多いらしく、絶大的な人気を誇るBTSやジャスティン・ビーバーなどが受賞しにくいのもそういった背景にあると言われることも多々あります。
(人気があっても、アイドルはグラミー賞を取りにくいと言われています)
アカデミー会員の方が思いを綴られた記事がありますのでご興味ある方はぜひそちらもご覧ください。

レコーディングアカデミー会員として、グラミー賞前に思うこと
https://comemo.nikkei.com/n/nd7700bc874a2

これまでグラミー賞を受賞してきた「アーティスト」や「楽曲」をご紹介

グラミー賞を受賞してきた「アーティスト」や「楽曲」の中から近年のおすすめをご紹介します。

ビリー・アイリッシュ(Billie Eilish) 「BAD GUY」
ビリー・アイリッシュはアメリカのシンガーソングライターです。
この楽曲「BAD GUY」は日本でもかなり流行ったので知っている方もいるかもしれません。
独特のサビのメロディに病みつきになる人が続出しました。

Billie Eilish – bad guy (Official Music Video)

ブルーノ・マーズ (Bruno Mars) 「24K Magic」
ブルーノ・マーズはアメリカ ハワイ州出身のシンガーソングライターです。
この「24K Magic」は世界で大流行しました。
2022年のグラミー賞でも自身のユニット「シルク・ソニック」で受賞しています。

Bruno Mars – 24K Magic (Official Music Video)

アデル(Adele) 「Hello」
アデルはイギリスのシンガーソングライターです。
デビューアルバム「19」から最新アルバム「30」までご自身の年齢(製作時の年齢)をタイトルにしています。
全てのアルバムが高セールスを記録しています。

Adele – Hello (Official Music Video)

チャイルディッシュ・ガンビーノ(Childish Gambino) 「This Is America」

アメリカの俳優、映画・ドラマプロデューサー、脚本家、コメディアン、歌手、ラッパーと多彩な肩書きを持つドナルド・グローヴァー。
チャイルディッシュ・ガンビーノは音楽アーティスト名です。
This Is Americaはアメリカでの銃規制や人種差別などの問題を表現した作品でさまざまなところで注目を集めました。
社会性をもった楽曲です。
衝撃的なPVもぜひご覧ください。

Childish Gambino – This Is America (Official Video)

世界に強烈な衝撃を与えた「This Is America」とは何だったのか
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/55930

グラミー賞を受賞した日本人アーティスト

坂本龍一さんは最優秀映画音楽アルバム賞などで多数受賞しています。

坂本龍一 アカデミー賞授賞式 The Last Emperor

オノ・ヨーコさんはジョン・レノンさんとの共作アルバムで受賞しています。

John Lennon gana el Grammy póstumo – Double Fantasy 1982 (subtitulos en español)

喜多郎さん(シンセサイザー奏者)は最優秀ニューエイジアルバムで受賞しています。

グラミー賞2022での注目「アーティスト」や「楽曲」をご紹介

グラミー賞2022で受賞した「アーティスト」や「楽曲」の中でおすすめのものをご紹介します。

Slik Sonic
ブルーノ・マーズとラッパーのアンダーソン・パークのユニット「Silk Sonic」がいくつもの賞を受賞しました。
(レコード賞、楽曲賞)

Bruno Mars, Anderson .Paak, Silk Sonic – Leave the Door Open [Official Video]

アンダーソン・パークもJazzやFunkが大好きな方にはたまらないアーティストです。

Anderson .Paak & The Free Nationals: NPR Music Tiny Desk Concert

シルク・ソニックはどこへ向かう? ブルーノ・マーズとA・パークのソウル革命を紐解く
https://rollingstonejapan.com/articles/detail/34395?n=2&e=36470

オリビア・ロドリゴ(Olivia Rodrigo)
オリビア・ロドリゴはアメリカ出身の女優、歌手です。
ディズニーチャンネルでの人気を経て歌手としても注目を集めています。
こちらはものすごい失恋の歌詞です。
歌詞の内容を知りたい方は下記のリンクもどうぞ。

Olivia Rodrigo – drivers license (Official Video)

drivers license / Olivia Rodrigo 和訳*日本語訳
https://ameblo.jp/carastiffany/entry-12649217287.html

カニエ・ウェスト(Kanye West)
お騒がせラッパーのカニエ・ウェストも受賞しました。
歌詞はカニエ・ウェストの過去の失敗との決別を示唆しています。

Kanye West – Jail (Official Music Video)

カニエ&ジェイZ、久々の王座帰還コラボを読む。(和訳:Kanye West – “Jail” feat. JAY-Z)
https://note.com/raplyric/n/n663d92a62286

ジョン・バティステ(Jon Batiste) 「FREEDOM」
ジョン・バティステはアメリカ出身のミュージシャンです。
雑誌での音楽ディレクターなどを経てアーティストとしてデビュー。
ディズニー&ピクサーの映画音楽なども手がけています。

Jon Batiste – FREEDOM

【インタビュー】ジョン・バティステ「音楽にジャンルは存在しない」
https://www.barks.jp/news/?id=1000198855

今年も本当に多彩なアーティストがグラミー賞を受賞しています。
受賞の詳細については下記もどうぞ!

グラミー賞2022 受賞結果の一覧
https://xn--qck0e3a7e272rw29a14yc.com/prediction/2022.php

グラミー賞を通して音楽をより楽しむ

冒頭でご紹介した通り、グラミー賞は音楽振興の一面も持っています。
グラミー賞を通してさまざまなアーティストや楽曲にフォーカスがあたり、音楽業界全体を盛り上げていく機会ともなっています。
そんなグラミー賞を通してぜひ新しいお気に入りのアーティストと出会っていただけたらと思っています。
個人的にミーハーでないですが、BTSがグラミー賞を受賞すると時代は変わる気もしていました。
K-POPがアメリカのビルボード1位を取る時代になって久しいですが、音楽の最高峰の賞を受賞するにはもう少し時間がかかりそうです。
そんな時代が変わる瞬間も近い気がしています。

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