唐揚げ店が急増のワケとは - みんなのメディア部

※画像はAmazon.co.jpより引用

これのせいで居酒屋で唐揚げ食べなくなってしまった　世界で一番旨い唐揚げ【至高の唐揚げ】『Japanese fried chicken』

身近で気になる現象もビジネス視点から読み解くとその背景がわかることがあります。
今回はそんな視点でコロナ禍でも急増中の「唐揚げ店」の謎に迫ります。

なんで!?唐揚げ店が急増!?
唐揚げのうまさのヒミツ
おすすめの唐揚げ料理
唐揚げは人類のオアシス

なんで!?唐揚げ店が急増!?

私のまわりでも起こり続けている現象ですが、コロナ禍で唐揚げ店が急増しています。
居酒屋だった店舗がある日、突然唐揚げ屋になっていたり、店舗の空きスペースだったところで急に唐揚げ弁当屋ができたりと急激な変化に驚かされています。
コロナ禍で飲食業がダメージを受けている中でなぜ唐揚げ店がこんなにも急増しているのでしょうか？

その理由として下記のことが挙げられることが多いです。

○開店コストが低い
○テイクアウトに向いている
○好きなおかずランキング１位

開店コストが低い

一般的な飲食店をオープンする際には開店コストが1000万から2000万が必要とされています。
しかし唐揚げ屋の開店コストは200万から500万程度。
もっとも低いケースでは35万という数字もあるそうです。
少ない敷地面積で運営できるのもポイントで、デリバリーであれば店舗さえ不要というケースもあるそうです。
また原価率が低いこともポイントです。
牛肉や豚肉に比べて鶏肉である唐揚げは原価率が低いこともうなずけます。

【唐揚げ屋開業】必要な資金や資格とは？補助金、融資などもご紹介します
https://officialmag.stores.jp/entry/opening-karaage

テイクアウトに向いている

コロナ禍で居酒屋やレストランなどの形態の飲食店は大打撃を受けました。
しかし逆にテイクアウトのニーズは高まり、そこに対して新たな可能性を見出した企業の中には、コロナ以前よりも大きな業績をあげるまでに至ったケースもあります。
唐揚げはメインのおかずともなる上に、小腹が空いた時にスナック感覚で食べることもできます。
持ち帰りもしやすい料理なので、唐揚げ屋はテイクアウトに向いた業種と言えます。

好きなおかずランキング１位

ニチレイフーズが2020年に手がけた「好きなおかずランキング」では72%以上の支持を受けて唐揚げが１位を取得します。
ちなみに２位は「焼肉」(71%)、3位は「餃子」(70%)ということです。
接戦ですが、他のおかず同様に唐揚げは日本人にとっては「ソウルフード」とも呼べると思います。
個人的には餃子も捨てがたいなとは思います。
コスパと美味しさを考えると日高屋の餃子は最高だと勝手に思ってます。

好きなおかずランキング、気になる1位は？　ニチレイフーズから
https://www.bcnretail.com/market/detail/20201008_194646.html

好きなおかずランキング
ニチレイ調べ　2020年
1位　からあげ
2位　焼肉
3位　餃子
4位　刺身
5位　トンカツ
5位　天ぷら
7位　ステーキ
8位　豚の生姜焼き
9位　すき焼き
10位　焼き鳥
— 株式会社 BGM JAPAN プロジェクトチーム (@stkzo_) May 15, 2021

唐揚げのうまさのヒミツ

唐揚げのうまさのヒミツとして、その「成分」と人間の「体温」の関係があると言われています。
動物ごとに肉に含まれるコラーゲンの量が変わるらしく、コラーゲンが多いと温度を上げた時に固くなってしまうそうです。
コラーゲンの含有量が多い順に「牛>豚>鶏」ということで、鶏肉が一番唐揚げに適した食材ということになります。
また脂の溶ける温度も肉によって違うということで、30度前後で溶ける鶏肉が一番人間の体温で溶けやすいとのことでした。
まさにお口の中でとろけるという点も唐揚げの美味しさですよね。

【カラクリ】コロナ禍でも絶好調！「鶏のから揚げ」が愛される訳

唐揚げはなぜ鶏肉？
https://www.marche.co.jp/sb/20170831