※画像はhttps://store-jp.nintendo.com/より引用
販売台数１億台を超える人気ゲーム機「Nintendo Switch」。
順風満帆のように見えて実は数々の課題も抱えています。
今回はそんなNintendo Switchの課題を解決する技術についてご紹介します。
最近ではSwitchでもクラウドゲームが増えてきつつあり、キングダムハーツなどの人気作も遊べるようになっています。
キングダムハーツのswitchクラウドバージョンについて気になっている方にも有益な情報をお伝えします。
Nintendo Switchの課題とは
有機ELディスプレイバージョンが発売されたことでも話題に新しい「Nintendo Switch」。
その人気はすさまじく、しばらくはハードが入手困難な時期も続きました。
かくゆう私もNintendo Switchを探し回った1人でして、一時期は本当にどこにも売っていませんでした、、
欲しくてたまらない時期にかなりの妄想も膨らませたんですが、買ってみると意外なことに気づきました。
その１つがパフォーマンスの問題です。
ゲームによってはグラフィックの質が落とされていたり、カクツキが生じたりします。
PS4やPS5を遊ばれた経験がある方は感じると思いますが、その解像度とフレームレート(FPS)には大きな隔たりがあります。
特にさまざまなプラットフォームで発売されるマルチプラットフォームタイトルではその差が顕著に現れます。
単純に比較してもメモリはPS4の8GBに対して、Switchはその半分の4GB。
グラフィックの演算処理を行うGPUに至ってはその性能差は数倍にものぼります。
そんな状況のためパフォーマンスの問題でSwitchでゲームを販売したいけど販売できないマルチプラットフォームタイトルも出ているほどです。
ネットではよくその性能比較動画があがります。
【比較】Nintendo Switchの性能が分かる、モンハン・ドラクエヒーローズ・ゼルダ・SkyrimでのPS4/PSVITA/3DS/PC/WiiU各版との比較映像
http://socius101.com/comparison-of-graphic-performance-in-nintendo-switch-vs-playstation4-post-25385/
【Switchの改善策１】 クラウドゲーム（クラウドゲーミング）
そんなSwitchのパフォーマンス問題の改善策の１つが「クラウドゲーム（クラウドゲーミング）」です。
クラウドゲーム
コンピュータゲームなどをストリーミング配信するサービス。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A6%E3%83%89%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%83%A0
定額サービス「PS Now」やGoogleが提供しているStadia(ステイディア)もクラウドゲームの技術を使っています。
PS Nowはストリーミングだけでなく、ダウンロードして遊べるゲームも含みます。
Stadiaが発表された時はゲーム業界に激震が走りましたが、大きなシェアを獲得するには至っていません。
Access Accepted第714回：ゲーム市場で存在感をなくしつつある「Google Stadia」の現在
https://www.4gamer.net/games/036/G003691/20220221004/
サービスとしてなかなか大きなシェアを獲得できていないクラウドゲームですが、Switchでは移植が難しいマルチプラットフォームタイトルを提供する手段として使われています。
Switch版が待望されていた、スクウェア・エニックスの人気シリーズ「キングダムハーツ」シリーズもついにクラウドバージョンとして発売されました。
実はSwitchにはもう１つの課題があります。
容量が多いタイトルはカートリッジ費用が高くなり、発売単価も高額になってしまうという課題です。
パフォーマンス問題とそのカートリッジの課題があって、キングダムハーツシリーズはSwitchで発売が難しいと言われていたこともありました。
（ダウンロードという手もありますがストレージ容量が厳しいのもSwitchの課題です）
クラウドゲームではその課題を解決することができます。
実際にクラウドゲームを遊んでみましたが、クラウドだと気づかないほど快適でした。
ここではクラウドゲームとして提供されているSwitchのタイトルをいくつかご紹介します。
キングダムハーツシリーズ クラウドバージョン
スクウェア・エニックスが発売しているRPG。
「ディズニーキャラクター」と「ファイナルファンタジーシリーズ」のキャラクターの夢の共演が実現。
人気作であるキングダムハーツのクラウドゲームとしてSwitchで遊べるようになりました。
ネットワーク回線が安定していると十分に問題なく遊ぶことができますが、心配な方は体験版をインストールして試されるのをおすすめします。
体験版は無料で15分間のプレイを２回行えます。
ご自身のネットワークのプレイ環境について確認できるのでぜひお試しください。
KINGDOM HEARTS – HD 1.5+2.5 ReMIX – Cloud Version 体験版はこちら
バイオハザード7 レジデント イービル クラウドバージョン
人気ホラーゲームシリーズ「バイオハザード」の中の１作。
一人称視点で描かれ、これまでのシリーズよりも恐怖が増しています。
バイオハザード７ レジデント イービルもプレイ環境を確認する無料の体験版が配信されています。
購入前にぜひお試しください。
アサシン クリード オデッセイ
世界的人気シリーズ「アサシンクリード」の１作。
古代ギリシアを舞台にしたオープンワールドゲーム。
【Switchの課題を解決する技術2】 FSR(エフエスアール)
Switchの解像度とフレームレートを解決する技術として期待されている技術にFSRというものがあります。
FSR 【AMD FidelityFX Super Resolution】
米AMDが提供している動画像の解像度を向上させる超解像技術。
低解像度で描画処理を行い引き伸ばした画像をアルゴリジムを使った補間処理を行って滑らかに伸ばす仕組み。
特殊なGPU上でなくても動作するのも特徴。
https://e-words.jp/w/FSR.html
https://br.atsit.in/ja/?p=59882
こちらの動画で詳細に解説されています。
このFSR技術を使うことで解像度とフレームレートを両立した改善を行うことができます。
FSRはゲームタイトルごとに対応が必要で対応しているタイトルは限られています。
スクウェア・エニックスから発売の人気シリーズの最新作「LIFE is STRANGE: TRUE COLORS」ではこのFSRが使われています。
LIFE is STRANGEシリーズは、超能力をテーマにしたアドベンチャーゲームです。
感動的なストーリーが話題のタイトルです。
PS5とSwitchとの比較
差はありますがSwitch版でも美しく描かれています。
FSRはまだまだ普及しはじめたばかりの技術ですが、こちらを使うとSwitchの現行機でもパフォーマンス改善が図れる可能性があります。
今後のSwitchで発売のタイトルでも多く使われる可能性があります。
Switch次世代機が出るのはいつ？
Switchのパフォーマンスの課題とその改善策についてご紹介してきました。
Switch Pro(高画質版Switch)やSwitchの次世代機の噂は定期的に湧いてきます。
人気タイトルが多いだけに満足したパフォーマンスの環境で遊びたいというユーザーはとても多いように感じます。
個人的にも”超”待ち遠しいです。
これからのSwitchの動向にも注目していきたいと思います。
Switchのインディーズゲーム事情はこちら！
https://media-bu.com/switch-indies/
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